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企業的穀物・畑作農業とは何か簡単に説明してみた!理解するために必要な考え方とは?

 

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夏休みに猛勉強するも、9月のマーク模試での得点は半分以下と撃沈。 そこから、効率の良い地理の勉強法を発見し、センター試験本番までの4ヶ月で得点を倍増させた。 その経験を生かし、多くの地理に困っている大学受験生を救いたいと思い、この『受験地理短期マスター塾』を開設。詳しい自己紹介はこちら

どうも、ひろです。

今回は、企業的穀物・畑作農業について解説していきます。

企業的穀物・畑作農業っていまいちなんだかわからん、、
地理が苦手 たろう
地理が苦手 たろう
理系地理マスターひろ
理系地理マスターひろ
企業的っていう意味を考えればスッキリするよ!

企業的穀物・畑作農業とはどういう農業なのでしょうか。

実は難しく考える必要は全くなくて、実際はかなりシンプルな農業形態なのです。

企業的穀物・畑作農業の特徴

まずは、企業的穀物・畑作農業の特徴について軽く考えていきましょう。

企業的穀物・畑作農業とは、単一の穀物を大規模に栽培する農業」です。

  • 単一の穀物
  • 大規模

この2つのポイントをしっかり頭に入れてください。

これは、「企業的」という単語の意味を理解していれば簡単に理解できるはずです。

「企業的」とは?

企業的の対比される言葉として、自給的という言葉があったと思います。

この2つの用語の違いはなんでしょう?

自給的ということは、その地域で自分たちが暮らすために、自分たちが食べる分の作物を作るということです。

つまり、比較的狭い土地で、多くの種類の作物を育てるやり方だとイメージできると思います。

 

それに対して、企業的という言葉のニュアンスとしては、「利益を追求する」という意味があります。

企業は、ボランティアではなく金を稼がなければいけないので、利益を追求するのは当たり前だと思います。

つまり、小麦やとうもろこしといった農作物を大量に生産して、輸出することで稼ぐ農業ということができます。

では、農業で利益を追求するためには、何をすればいいでしょうか?

  • 人件費の削減
  • 設備の専門化

企業的穀物・畑作農業において、利益を上げるために考える方法はこの2つです。

1つ目の人件費の削減は容易に考えられると思います。

コンバインや飛行機による農薬散布などといった機械化をすることで、一人が管理する農地面積が広大になっています。

これにより、少ない人数で大量の農作物を生産できるので、企業的穀物・畑作農業は、労働生産性がとても高くなっています。

逆に、機械など設備に多くの投資をするので、土地生産性は低いです。

 

しかし、いくら機械化を進めるといっても、機械にお金を使い過ぎても利益は上がりません。

そこで、次に考えられるのは、使う機械をなるべく少なくしようということです。

広大な土地で同じ作物を育てれば、その作物用の機械1種類ですみます。

これが、設備の専門化です。つまり、企業的穀物・畑作農業の大事な特徴として、育てる作物の種類を絞っているというものがあるのです。

 

どうでしょうか。企業的の意味が少しイメージできてきたと思います。

適地適作

企業的穀物・畑作農業を考える上で、「適地適作」という考え方も重要になってきます。

特にアメリカで顕著に見られるのですが、その土地の自然条件や社会条件に応じて最適な作物を生産しようという考え方です。

資本主義的な経済が発達したアメリカで、もともと人があまりいなかったためゼロから農地を切り開いていくことができたという理由もあります。

このような考え方が企業的穀物・畑作農業にはあるので、特にアメリカは地域によって栽培される作物が決まっているのです。

企業的穀物・畑作農業の分布

それでは、企業的穀物・畑作農業が世界でどのように分布しているのか見てみましょう。

  • ウクライナ
  • カナダ中部
  • プレーリー(アメリカ)
  • 湿潤パンパ(アルゼンチン)
  • オーストラリア南東部

ここら辺の地域が重要です。

ウクライナ

ウクライナ南部から西シベリアにかけては肥沃な黒色土であるチェルノーゼムが広がっています。

黒色土は成帯土壌の一種です。

この肥沃なチェルノーゼムを利用して小麦の大規模栽培が行われています。

北米

北米の企業的穀物・畑作農業は、年降水量500mmのあたりで行われています。

この辺りは、ウクライナと同じで肥沃な黒色土であるプレーリー土が分布していて、小麦栽培に適しているわけです。

通常、小麦は秋〜冬にかけて種をまき、春〜初夏に収穫します。

このような小麦を冬小麦と呼ぶのですが、緯度が高い地域では、冬の寒さが厳しすぎて育てることができません。

そこで、カナダのあたりでは春小麦と呼ばれる春に種をまき、秋に収穫する品種が栽培されています。

湿潤パンパ

年間降水量が550mmのあたりでは小麦の栽培が盛んに行われています。

アルゼンチンは、小麦の生産量はラテンアメリカの中では最大となっています。

南半球は北半球と季節が逆なので、北半球で小麦が収穫できない時期に小麦を輸出できるという利点もあります。

オーストラリア南東部

オーストラリア南東部のマリー川流域や、オーストラリアの南西部では年降水量が500mm前後と小麦の栽培に適しています。

このあたりでは、小麦の大規模栽培が行われていて、オーストラリアは世界でも有数の小麦輸出国になっています。

企業的穀物・畑作農業の作物

ここまでみてきたように、企業的穀物・畑作農業は主に小麦を大規模栽培していると考えれば大丈夫です。

また、小麦の他にも遺伝子組み換えをして収穫量を増やした大豆やとうもろこしが栽培されることもあります。

穀物メジャー

小麦のような穀物の流通には、穀物メジャーと呼ばれる巨大な多国籍企業が関わっています。

穀物メジャーは農産物に関わるあらゆる事業(アグリビジネス)に進出していて、穀物の貿易に対して大きな影響を持っています。

このようなビジネス形態を持った企業が背後にあることも押さえておくと良いでしょう。

企業的穀物・畑作農業のまとめ

どうだったでしょうか?

企業的といった意味を理解していけば、企業的穀物・畑作農業は自然と頭に入ってくるはずです。

というわけで、最後に企業的穀物・畑作農業に関してまとめておきます。

企業的穀物・畑作農業のまとめ
  • 単一の穀物を大規模に栽培

分布

  • ウクライナ
  • カナダ中部
  • プレーリー(アメリカ)
  • 湿潤パンパ(アルゼンチン)
  • オーストラリア南東部

作物

  • 小麦
  • 遺伝子組み換え作物の導入(とうもろこし、大豆など)

というわけで、企業的穀物・畑作農業もしっかり頭に入れていってください!




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