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テラロッサ・テラローシャ ・レグールの分布や違いを解説!【絶対忘れない覚え方】

 

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夏休みに猛勉強するも、9月のマーク模試での得点は半分以下と撃沈。 そこから、効率の良い地理の勉強法を発見し、センター試験本番までの4ヶ月で得点を倍増させた。 その経験を生かし、多くの地理に困っている大学受験生を救いたいと思い、この『受験地理短期マスター塾』を開設。詳しい自己紹介はこちら

どうも、ひろです。

今回は、テラロッサ・テラローシャ ・レグールといった間帯土壌について解説していきたいと思います。

テラローシャとテラロッサがこんがらがるー
地理が苦手 たろう
地理が苦手 たろう
理系地理マスターひろ
理系地理マスターひろ
この2つを一瞬で覚える方法も紹介するよ!

高校地理で出てくる間帯土壌には、テラロッサ・テラローシャ ・レグールといった種類がありますね。

特にテラロッサとテラローシャがどうしても覚えづらいと思います。

ですが、この記事で絶対に忘れない最強の覚え方を伝授します。なので、しっかり最後まで読んでいってくださいね!

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土壌の種類

まずは、土壌について軽く説明しておきます。

土壌は岩石や堆積物が長時間、周りの環境(岩石・気候・地形など)の影響を受けて変化した層のことです。

周りの影響をどのように受けたかによって、土壌をいくつかの種類に分類することができます。

高校地理では、この図のように成体土壌・間帯土壌・風積土(レス)の3種類を覚える必要があります。

この辺りに関しては、次の記事で詳しく解説しています。高校地理で出てくる土壌をすべてまとめて頭に入れたい人は、参考にしてみてください。

 

成帯土壌は、気候や植生の影響が強い土壌なので、理由がしっかりあります。なので、比較的簡単に覚えられると思います。

しかし、今回のメインテーマである間帯土壌は、もとにあった岩石の影響を大きく受ける土壌なので、あまり規則がないのです。

ということは、テラロッサ・テラローシャ ・レグールは無理やり覚えるしかないです。

テラロッサ・テラローシャ ・レグールの特徴

それでは、本題に入っていきましょう。

 

間帯土壌は、元の岩石の影響を大きく受けた土壌というわけなので、特定のエリアに限って分布しています。

それぞれの土壌の特徴をまずは、確認していきましょう。覚え方は、あとで紹介するので安心してください。

テラロッサ

テラロッサは地中海沿岸にみられる赤色の土です。

地中海沿岸というとカルスト地形が有名なスロベニアがあります。

カルスト地形は石灰岩が侵食されてできた地形なので、テラロッサも石灰岩が風化してできた土壌だということになります。

石灰岩に含まれる炭酸カルシウムという物質が溶け出してしまい、残った鉄分などが酸化して赤色になります。この辺りのメカニズムはラトソルと同じですね。

ラトソルとは?

主に熱帯に分布する赤色の土壌。酸性で痩せている。

 

さらにもう一つ、地中海沿岸というと地中海性気候が分布していると思います。

地中海性気候というのは、本来暖かくて一番植物が育つ時期である夏に雨が少なくなるため、乾燥に耐えれる硬葉樹以外はあまり植物は育ちません。

栄養分の元となる植物が少ないわけですから、あまり肥沃ではない土壌になってしまいます。

なので、穀物などを栽培するというよりは、果樹栽培に利用されることが多いです。

ブドウなどを思い浮かべるといいと思います。

テラローシャ

続いてテラローシャです。テラロッサと混同しやすいですね。

「テラ(terra)」がラテン語で大地という意味なのでこれはしょうがないです。

テラローシャは、ブラジルのブラジル高原南部にみられる赤紫色の土壌です。

こっちは、玄武岩が風化したもので、水はけもよく、肥沃です。

肥沃な土壌を生かしてコーヒーの栽培が盛んにされています。

レグール

レグールは、インドのデカン高原に分布する黒色の土壌です。

これもテラローシャと同じで玄武岩が風化してできたもので、肥沃です。

レグールは綿花の栽培が盛んなことがよくテストに出るのでしっかり抑えておいてください。

テラロッサとテラローシャの覚え方

間帯土壌3つのうちレグールは全く違うから覚えられるとしても、テラロッサとテラローシャが紛らわしすぎますよね。

なので、これを一発で覚える方法を伝授します。

まず、位置ですが、これは漢字にして覚えましょう。

「テラロッ「テラローです。どうですか?日本から見た位置に早変わりしました。

流石に世界地図は頭に入っていると思うので、これで一発ですね。

続いて、色です。

 

テラロッサはイタリア語で “terra rossa” と書きます。 “rossa” のスペルをよく見てください。英語の“rose”に似ていますよね。

つまり、terra rossa はバラ色=赤色 となるわけです。

 

テラローシャの方はどうでしょうか。

これは元がポルトガル語で身近に似ている言葉がないのでどうしようもないですが、元々の岩石が玄武岩(黒っぽい)ということで、色が濃い方(赤紫色)と覚えてしまいましょう。

間帯土壌の作物の覚え方

続いて、間帯土壌でよく生産される作物を覚えましょう。

間帯土壌の特徴を生かして農業が行われていることが多いので、非常に結びつきが強いです。

なので、ここはテストでもよく聞かれます。

 

作物に関しては、地中海沿岸のテラロッサだけ元の岩石が石灰岩で他の2つと比べて全く違います。

テラロッサは、肥沃ではないので、果樹園などに利用されるわけです。

 

問題なのは、ブラジル高原(テラローシャ)デカン高原(レグール)です。

この2つは、どちらも元の岩石が玄武岩で、肥沃なので混同しやすいです。

しかし、ブラジル高原とデカン高原の作物は本当によく出題されるので、注意が必要です。

 

これは、語呂合わせを使って覚えてしまいましょう。

コブラの目でかっ!

目がでかいコブラが出現して驚いている様子をイメージして覚えちゃいましょう。

これで、どっちがコーヒーでどっちが綿花なのか迷うことはないですね。

間帯土壌のまとめ

テラローシャ・テラロッサ・レグールは、規則があまりない間帯土壌でした。

ですが、語呂合わせなどを駆使してラクに攻略しましょう。

というわけで、最後に間帯土壌についてまとめておきます。

間帯土壌のまとめ

元々あった岩石の影響が強い(特定のエリア)

土壌の名前 場所 元の岩石 肥沃度 特徴
テラロッサ 地中海沿岸 石灰岩 赤色 × 果樹園
テラローシャ ブラジル高原 玄武岩 赤紫色 コーヒーの栽培
レグール デカン高原 玄武岩 黒色 綿花の栽培

間帯土壌は、とっても大事な知識なので、この表は必ず頭に叩き込みましょう。




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