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遊牧を攻略する3つのパターンとは?放牧との違いもすっきり!

 

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理系地理マスターひろ
夏休みに猛勉強するも、9月のマーク模試での得点は半分以下と撃沈。 そこから、効率の良い地理の勉強法を発見し、センター試験本番までの4ヶ月で得点を倍増させた。 その経験を生かし、多くの地理に困っている大学受験生を救いたいと思い、この『受験地理短期マスター塾』を開設。詳しい自己紹介はこちら

どうも、ひろです。

今回は、遊牧についてまとめていきたいと思います。

遊牧ってどこで行われているんだろう
地理が苦手 たろう
地理が苦手 たろう
理系地理マスターひろ
理系地理マスターひろ
遊牧を行っている地域は3パターンあるんだ!

日本に住んでいると、遊牧という農業形態はあまり馴染みがないですよね。

ですが、遊牧はもうパターンが決まっていて、大きく分けると3パターンに分けることができます。

今回は、3種類の遊牧を完全に攻略していくのでついてきてくださいね。

遊牧の特徴

それでは、まずは遊牧とはどのような農業なのか考えていきましょう。

遊牧とは、自然に生えた草や水を求めて広い範囲を移動しながら家畜を飼育する自給的農業の一種です。

自給的農業のうちの一つと言っても、畑などで作物を育てることはありません。

なぜ、植物を育てないのでしょうか。

答えは簡単です。植物を育てないのではなくて、育てることができないのです。

つまり、植物にとってかなり厳しい環境で遊牧は行われているのです。

植物にとって厳しい気候は、地球上に3パターンあります。

  • BW, BS(乾燥帯)
  • ET(寒帯)
  • H(高山気候)

アルファベット表記ですべて大文字になる気候区分です。気候区分の2文字目は、植生があるかどうかで小文字になるか大文字になるかが決まるのでした。

今回扱う遊牧は、植生がない大文字の方ということになります。

気候区分が怪しいという方は、次の記事を見てください。

乾燥している場所か、寒い場所のどちらかになります。そんな厳しい気候でも、かろうじて生える草やコケを家畜に食べさせて生活しているというわけです。

 

注意して欲しいのは、寒帯で遊牧が行われているのがET(ツンドラ気候)だけということです。

EF(氷雪気候)は、一年間で最も暑い月でも平均気温が0℃に届かない気候でした。

家畜の餌になる草やコケすらも生えることができないので、遊牧もできませんし、人もほとんど住んでいません。

遊牧の分布

遊牧は、乾燥している場所や寒い場所で行われていることがわかったと思います。

実際の世界地図で分布を確認してみましょう。

砂漠気候、ステップ気候、ツンドラ気候、高山気候の分布を示した地図と見比べてみましょう。

範囲は概ね一致していることがわかりますね。

サハラ砂漠の真ん中は、乾燥しすぎて遊牧すらしていない地域もあります。

また、オーストラリアでも遊牧はされていません。これは、内陸部は非農業地帯、その周辺では広い土地を生かして牛や羊などの企業的牧畜が行われているからです。

それでは北から順にもう少し詳しく見てみましょう。

ツンドラ気候の遊牧

ツンドラ気候では、寒い気候にも耐えることができるトナカイを遊牧していることが多いです。

知っておくと良い民族は3つあります。

  • イヌイット(北米)
  • サーミ(スカンディナビア半島北部)
  • ネネツ(ウラル北部)

イヌイットは聞いたことがあるのではないでしょうか。

いずれも、トナカイや犬を引き連れて、アザラシなどを捕まえて食べるという生活をしているというイメージで大丈夫です。

 

高山気候

高山気候は、チベットからヒマラヤにかけての地域が有名です。

また、地図上には書かれていませんが、アンデス山脈でも同じような形態が見られます。

高山気候の遊牧は、地域と家畜を対応づけて覚えておくことが重要です。

  • チベット〜ヒマラヤ:ヤク
  • アンデス:リャマ、アルパカ

この2つをしっかりと抑えておいてください。

また、高山気候の気候区分については、次の記事でも解説しています。

 

乾燥帯の遊牧

乾燥帯は、アフリカからアジアにかけてかなり広範囲に存在しています。

ここで、暮らしている民族は、3つ見ておきましょう。

  • モンゴル族(モンゴル周辺):馬・羊・やぎ
  • ベドウィン(アラビア半島付近):馬・羊・やぎ
  • トゥアレグ(サハラ・北アフリカ):羊・やぎ・ラクダ

民族名というよりは、場所をしっかり頭に入れておくと良いでしょう。

モンゴル族の組み立て式住居は有名ですね。

移動しやすいように、簡単に組み立てられるゲルと呼ばれるテントで生活しています。ちなみに中国の内モンゴルではパオと呼ばれています。

ここまで見てきて、遊牧を行っている地域の民族は、先住民族が多いことに気づいてのではないでしょうか。

これは、遊牧が大昔から続いてきた牧畜形態だからです。独自の文化を持っているということがわかると思います。

先住民族の話と関連させて覚えておけると良いと思います。

遊牧、移牧、放牧の違い

さて、遊牧の基本的な話を見てきたと思いますが、似たよう言葉で移牧・放牧というものがあります。

これらは、すべて違う意味を持っているので、ここで一度区別をはっきりさせておきましょう。

遊牧

遊牧とは、草や水を求めて、ある一定の地域を移動しながら家畜を飼育する農業形態

もう散々解説してきたので大丈夫ですね。遊牧は、ホイットルセーの農業区分における1つの農業形態を示す言葉です。

イメージとしては、餌を求めて水平方向に移動する感じです。

 

移牧

移牧とは、夏の暑い時期には高地で飼育し、冬になると山の麓に降りてくる牧畜のやり方

移牧は、ホイットルセーの農業区分では、地中海式農業酪農などで見られる畜産のやり方の一種ということです。

餌を求めて水平方向に移動する遊牧に対し、暑さや寒さを避けるために垂直方向に移動するのが移牧という感じです。

 

放牧

放牧とは、決まった範囲の土地に家畜を放し飼いにする畜産のやり方

最後の放牧ですが、これは比較的区別が簡単ですね。

人間は移動せず、決まった範囲を家畜が放飼いにされているイメージです。

これは、農業形態の区分でもなんでもなく、ただの一般名詞なので、明確に区別しておきましょう。

遊牧の生活

水や草を求めて移動をする伝統的な遊牧ですが、最近では定住化をする遊牧民もいます。

今まで遊牧民は、家畜から食べ物として肉や乳、それから衣類などに使う毛皮、燃料にするための排泄物といったようにあらゆるものを利用して自給的に生活を送っていました。

しかし、近代化が進み、段々と技術も伝わるようになってきて、現在では遊牧をやめて都市に定住するようになった人々もいます。

時代の流れを感じますが、このような背景知識も軽く頭に入れておきましょう。

遊牧のまとめ

いかがだったでしょうか。

遊牧は、植物がなかなか育たない厳しい気候でされている農業ということでした。

それでは、最後に遊牧についてまとめておきます。

遊牧のまとめ
  • 自給的農業
  • 家畜を飼育し、水や草を求めて移動する

ツンドラ気候

◇イヌイット(北米)
◇サーミ(スカンディナビア半島北部)
◇ネネツ(ウラル北部)
 ・トナカイの遊牧

高山気候

◇チベット〜ヒマラヤ
 ・ヤクの遊牧

◇アンデス
 ・リャマ、アルパカの遊牧

乾燥帯

◇モンゴル族(モンゴル周辺)
◇ベドウィン(アラビア半島付近)
 ・馬、羊、やぎの遊牧
 ・移動式テント

◇トゥアレグ(サハラ・北アフリカ)
 ・羊、やぎ、ラクダ

  • 最近は近代化も進んで、定住する人も増えている。

遊牧は基本的に住んでいる地域と家畜の種類を対応づけて抑えていくようにしましょう。




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