氷雪気候(EF)とは?降水量や特徴を一瞬で理解する方法を紹介!
どうも、理系地理マスターひろです。
今回は、氷雪気候について解説していきます。
なぜなら、環境が厳しすぎてほとんど人間が生活できないからです。
ということは、覚えることも少なそうですよね。
というわけで、氷雪気候の解説は軽く読んでおけば大丈夫です!
氷雪気候(EF)の特徴を解説!
氷雪気候とはどんな気候なのでしょうか。
どんな気候なのかを考えるときは、氷雪気候の定義を知ることが第一になってきますね。
ということで、まずは亜寒帯湿潤気候の定義から確認していきましょう。
- 最暖月平均気温 0℃未満
これが氷雪気候の定義になります。一年で最も暖かい月でも、気温が0度に満たないなんて、寒すぎますね。
とても住めたもんじゃありません。
そんな氷雪気候ですが、極高圧帯の影響を受けてあまり雨は降りません。
極高圧帯とは、北極・南極付近に形成される、周囲より気圧が高くなっている地域のこと
気圧帯について、理解が足りてないなと思う方は、次の記事を読んでみてください。
そう言われてみれば、南極の映像などで雪が降っているのはあまり見かけないかもしれないですよね。
ですが寒すぎるので、たまに降った雪はほとんど解けません。
なので、氷雪気候の地域は一年中雪と氷に閉ざされているのです。
また、ほとんどの地域が極地方にあるため、白夜や極夜が見られます。これはツンドラ気候と同じですね。
白夜とは、真夜中になっても太陽が沈まない現象
極夜とは、一日中太陽が出てこない現象
また、月に数回ブリザードと言われる突風がふき、雪が降っていないのに地面の雪が舞い上げられて吹雪が起きたりします。
過酷すぎますね(笑)
ちなみに、EFの F は「Frost(極寒)」の F です。
氷雪気候の分布は?
さて、氷雪気候の特徴を掴んだところで、分布を見ていきましょう。
地図を見て貰えばわかると思いますが、氷雪気候は極地方のほんの一部しか分布していませんね。
最暖月の平均気温0℃未満という条件をクリアできる地域はそんなにないですからね。
一応、氷雪気候の分布している地域をまとめてみます。
- グリーンランドの内陸部
- 南極大陸
氷雪気候の分布に関しては、特に解説することもないですよね。
これだけ特殊な気候ですから、一瞬で覚えられるはずです。
氷雪気候の植生と土壌、人間生活は?
氷雪気候は、頻繁に問われるわけではないので、どんどん進んでいきましょう。次は、植生と土壌・人間生活です。
植生は、想像の通りほとんどありません。
少し考えればわかると思いますが、一番暖かい時期でも0度を超えないなんて植物が生えれるわけないですもんね。
ちなみに、付近の海中でも海藻は育たないらしいです。
土壌は、大陸氷河や雪の下に隠れていて滅多に現れることはないです。
なので、氷雪気候の土壌も覚える必要はないです。
そして、最後の人間生活ですが、あまりにも厳しすぎる環境なため、都市は存在しません。
南極などには、各国が研究のために基地を設置したりしています。
日本も昭和基地という基地を持っています。
ですが、自給自足的に住むことはできず、食べ物や生活物資の輸送がないと生きていくこともできないような状況です。
人が住むことができない地域、アネクメーネなわけですね。
氷雪気候のまとめ
さて、氷雪気候の解説、いかがだったでしょうか。
氷雪気候は厳しすぎる環境なため、ほとんど覚えるべきこともなかったですね。
最後に一応、氷雪気候の重要なポイントをまとめておきます。
分布
- グリーンランドの内陸部
- 南極大陸
特徴
- 気候:最暖月ですら0度未満、雨はあまり降らない
- 植生:ほぼなし
- 土壌:ほぼなし
人間生活
- アネクメーネ
- 研究・調査のための基地
こうしてまとめてみると、本当に覚えるべきことは少ないですね(笑)
テストにもあまり出題されることはないですし、サクッと氷雪気候の勉強は終わらせてしまいましょう。
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というわけで、氷雪気候の解説を終わります!